半坪ビオトープの日記


先日、南房の館山で見かけたこの花は、ツンベルギア・グランディフロラのアルバ(Thunbergia grandiflora 'Alba') という園芸品種である。
属名は、「日本植物誌」で知られるスウェーデンのウプサラ大学教授のツンベリー(Thunberg) のなにちなむ。英名は、skyflower 、blue trumpet vine という。

カンボジア、タイ、ビルマ、中国南部、インド東部などの熱帯アジア原産のつる性多年草で、花径は5〜6cm、花冠裂片は淡青紫色が基本である。
これはアルバという白花種で、花径も6〜8cmと大輪であり、周年開花する。日本には1928年に渡来したが絶滅し、1983年に再渡来したとされる。

和名のベンガルヤハズカズラ(矢筈葛)の「ヤハズ」とは、弓矢の後端の弓の弦を掛ける部分のことで、V型の模様のあるものやV型の形状をしたものに「ヤハズ**」という名前が付けられるといわれる。
葉は角ばった心臓形で、この葉の形からヤハズカズラの名がついたと思われる。