半坪ビオトープの日記


洲宮から海岸に向かうと次のバス停、藤原の近くに真言宗智山派の藤林山藤栄寺がある。ボケ封じに威力があるという、安房六地蔵めぐりの第三番札所である。

お堂がぽつんと一つあってひっそりしているが、安房六地蔵の正式名称、安房国白寿六地蔵霊場の事務局になっているそうだ。

本堂には室町時代の木造地蔵菩薩像があるというので、覗いてみたが見つからなかった。

バス停犬石の近くにも真言宗智山派の金蓮院があった。安房国札第二十九番の観音霊場という。本尊は十一面観世音で、寺の裏には海食崖らしき、ひしゃく塚がある。
安房神社の近くにも真言宗智山派の寺があったので調べてみると、館山市に約百ある寺の半分が真言宗智山派であった。
ちなみに真言宗智山派は、京都東山の智積院が総本山で、全国に3000の末寺を擁するそうだが、それにしても館山市の密度は異常に高いといえよう。