半坪ビオトープの日記


アセビを一回り大きくしたようなこの花は、イワナンテン属のアメリイワナンテン(Leucothoe walteri) という。レウコトエという属名は、ギリシア神話に登場するバビロンの王オルカモスの娘レウコトエーの名にちなむ。
この属には日本のイワナンテンのほか、東アジア、マダガスカル南北アメリカに約50種が知られている。

アメリイワナンテン(ウォルテリ)は、北アメリカのバージニアからジョージアテネシーにかけて自生し、高さ約1.5mになる常緑低木である。葉は長さ15cmほどで光沢があり、花は10cmほどの総状花序につき、4〜5月に咲く。

葉に黄、ピンク、白の斑が入る’レインボー’や’トリカラー’という園芸品種が多く栽培されている。

葉が少し小さく細いこちらのイワナンテンは、’アキシラリス’(L. Axillaris) という園芸品種で、立ち上がらず横に広がる。銅色の葉が美しく、一年中鑑賞に値する。15cmほどの総状花序は、アメリイワナンテンのように整然と垂れ下がるのではなく、小さな花序が交互に出る。