半坪ビオトープの日記


東北に旅行したが、ずっと天気が悪く、残念ながら岩木山と八甲田のハイキングはいずれも中止した。
さて、先日近所で見かけた花を紹介する。普通のフジの花は下垂するが、上に向かって紫色の総状花序で咲くこの花は、ナツフジ属のムラサキナツフジ(Millettia reticulata) という。

ミレティアという属名は、19世紀のフランスの植物学者ミレの名にちなむ。18世紀の植物学者ミレにちなむという説もある。
ムラサキナツフジは、台湾、中国南部原産の常緑つる性木本で、つるは10mほどに伸びる。

別名は、サッコウフジ(醋甲藤)、英名は、Evergreen wisteria という。
花期は7〜9月。花色は帯紅紫色〜暗紫色だが、白色などもあり、葉の形も変化に富み、多くの園芸品種がある。