半坪ビオトープの日記


この特異な姿形をしたランは、マスデバリア・インカプリンス(Masdevallia Inca Prince) という。属名は、スペインの医師で植物学者のマスデバルの名にちなむ。
南アメリカアンデス山系に分布する小型着生ランで、多くは高地の雲霧林に樹幹、倒木などに着生する。
側萼片のみ大きく発達し、先端部は長く尾状になる。赤色、オレンジ色、黄色が微妙にまじりあい美しい。

この赤い風変りな花は、アオイ科パボニア属のインテルメディア(Pavonia intermedia) という。属名は、スペインの植物学者パボンの名にちなむ。ブラジル原産の低木で、帯紫白色の小さな花は房状に群がり、それを包み込む尖った副萼は赤くて美しい。

この鮮やかな赤い花は、イワタバコ科エスキナンツス属のラディカンス(Aeschynanthus radicans) という。属名は、ギリシア語 aischyne(恥じらい)と anthos(花)からなり、花が赤いことにちなむ。
マレー半島、ジャワ島原産のつる性着生植物で、吊り鉢に向く。濃紫色の萼筒から赤紅色の細長い花冠が突き出るように咲く姿が美しい。