半坪ビオトープの日記


この紫色の清々しい花は、ヨネザワアラ’ブルースター’(Yonezawaara 'Blue Star') という。よい香りがするので人気がある。
日本にも自生して低温に強いフウラン(ネオフィネチア、Neofinetia) と青色系のバンダ(Vanda) をもとに作出された交配種である。
ダーウィンアラ・チャーム’ブルースター’(Darwinara Chaym 'Blue Star') という呼称もあり紛らわしいが、厳密には構成属に多少の違いがあるようだ。

赤色、オレンジ色、黄色の小輪の花を円錐状にたくさん咲かせるこのランは、エピデンドルム・ラディカンス(Epidendrum radicans) という。別名、イバグエンセ(E. ibaguense) という。属名は、ギリシア語 epi(上)と dendron(木)に由来し、着生種であることにちなむ。
メキシコ、コロンビアの高地に自生する着生ランだが、直立して咲かせると黄色の唇弁が上を向くので、逆向きに咲いているように見える。

細長い根茎を伸ばし、細長い花茎の先にたくさん花を咲かせているのは、ロドリゲチア・デコラ(Rodriguezia decora) という。属名は、スペインの植物学者ロドリゲスの名にちなむ。
ブラジル原産の着生ランで、よく垂れ下がるためヘゴなどに着生させる。