半坪ビオトープの日記


光沢のある黄色の花冠が鮮やかなこの花は、キントラノオ科トリステラテイア属のコウシュンカズラ(恒春カズラ、Tristellateia australasiae) という。沖縄、熱帯アジア、オーストラリアに分布する常緑つる性低木で、高さは2〜3mになる。
熱帯、亜熱帯では通年、沖縄では4〜12月、本州では5〜10月と花期が長い。鉢植え用にコンパクトな、ミリオンキッスという園芸品種が、香春カズラという名で出回っている。

こちらの赤紫色のランは、ステノグロッティス属の交雑種でムレチドリ(群千鳥、Stenoglottis cv. fimbriata × longifolia) という。属名は、ギリシア語 stenos(細い)と glotta(舌)に由来し、唇弁にちなむ。
南アフリカからタンザニアにかけて分布する地生ランで、林床の岩の上や樹木の幹に着生する。花期は9〜10月。高さは30〜50cmで、ハクサンチドリの近縁種である。