半坪ビオトープの日記


洋らんパークは温室になっているので熱帯産の鳥類も多く飼われている。数種のインコやハチドリは網の中だが、放し飼いの鳥も多い。
なかでも圧巻は、このオニオオハシ(Ramphastos toco) 。キツツキ目オオハシ科の37種の中で最大種で、全長60cmになる。アマゾンの宝石と呼ばれ、南アメリカ熱帯雨林に生息する。
大きなくちばしは、体内の熱を血管を通して放熱する役割があることが、最近の研究でわかったという。結構器用で、くちばしで主食の果物の皮をむいたり、泥の中を探ったり、木に穴を開けたりするという。
くちばしの内部は蜂の巣状に空洞になっていて大きさの割に軽いという。

こちらはホロホロチョウ科最大種のフサホロホロチョウ(Acryllium vulturinum) で、全長60cmになる。東アフリカの草原に集団で生息し、飛ばずに早く走り回り、草の実や昆虫を食べる。
小さな頭には羽がなく、後頭部に茶色のビロード状の羽毛が帯状にある。首から胸にかけて黒と白とコバルト色の蓑のような長い羽が生えていて美しい。

この黒っぽい鳥は、ホウカンチョウ科のオオホウカンチョウ(Crax rubra) で、全長は90cmになる。南アメリカ熱帯雨林に生息し、果実、小動物を食す。
オスは白い腹部のほかは黒色で、くちばしとその上のコブだけ鮮やかな黄色をしている。頭には黒い巻き毛がある。メスは頭部が灰褐色でほかは赤褐色と、オスとかなり違い、体格も一回り小さい。