半坪ビオトープの日記


去年の4月に見かけたこの風変わりな花は、コンロンカ属のヒゴロモコンロンカ(Mussaenda erythrophylla) という。コンゴ、ザイール原産の常緑低木で高さは10mにもなる。
花冠が黄色、花弁状萼片が白色のコンロンカ(崑崙花)と同属。長さが8cm前後の大きな花弁に見えるのは赤色の萼裂片で、小さな花冠は隠れて見えない。

こちらの白くて小さな花は、ケラスティウム属のシロミミナグサ(Cerastium tomentosum) という。属名は、ギリシア語 keras(角)に由来し、螬果の多くが角状であることにちなむ。
イタリアのアペニン山脈とシシリー島に分布する、全株白毛におおわれた多年草で、グランドカバーに利用される。日本には明治後期に渡来し、園芸品種も多い。