この花も3月下旬に見かけたが、どうみてもこれはスイスアルプスでよく見かける、ベロニカ・フルティカンス(Veronica fruticans) である。
日本に自生するクワガタソウや帰化植物のオオイヌノフグリと同属で、山野草として園芸品種が出回っていると思われる。
こちらの黄色い花は、キンポウゲ属のラヌンクルス・フィカリア(Ranunculus ficaria) という。ヨーロッパから西アジア、北アフリカに広く分布する多年草で、3〜5月に開花する。
日本に自生するリュウキンカ(Caltha palustris) とそれほど似ていないが、和名はヒメリュウキンカ(姫立金花)という。リュウキンカよりかなり小さく、これは八重咲きの園芸品種である。