半坪ビオトープの日記


3月下旬に見かけたあまり見慣れぬこの白い花は、ケシ科シラユキゲシ属のシラユキゲシ(白雪芥子、Eomecon chionantha) という。エオメコンという属名は、ギリシア語 eos(朝、東)と mekon(ケシ)に由来し、その自生地とケシに似ることにちなむ。

1属1種で、茎を折ると紅黄色の汁が出るので中国では血水草という。英名は、snow poppy という。中国東部原産の多年草で、山地の樹林下に生える。4〜5月に花径3〜4cmの花を咲かせる。

こちらの黄色の花は、カルセオラリアという。和名がキンチャクソウ属というように、黄色と赤色まだらの巾着に似た花姿の園芸品種がたくさん出回っているが、これはボリビア原産のカルセオラリア・フィーブリギアナ(Calceolaria fiebrigiana) の園芸品種と思われる。