半坪ビオトープの日記


カエル館にはウーパールーパーや、タイガーサラマンダー、ニホンイモリなどカエル以外の両生類も展示されている。
この緑色のカエルは、ツノガエル属(Ceratophrys) のカエルで、ペパーミントツノガエルと名付けられていた。
ツノガエルは丈夫で飼いやすく、人気があり種間雑種が多くて種の特定は難しい。
南アメリカ熱帯雨林や草原に生息し、土に潜って待ち構え、通りかかる獲物を貪欲に襲うという。

こちらの鮮やかなカエルは、ヤドクガエル属のアマゾンヤドクガエル(Dendrobates ventrimaculatus) という。コロンビアに生息する。
ヤドクガエルは、中南米熱帯雨林に生息し、後肢には水かきがない。矢じり毒に用いられる猛毒を有するカエルだが、飼育下では餌の関係で毒をもたないという。
毒は、生物が持つ毒性二番目といわれるアルカロイド系の神経毒、バトラコトキシンなどであり、特にフキヤガエル属の3種が最も危険といわれる。

大きな緑色のカエルは、アマガエル科ネコメガエル属のフタイロネコメガエル(Phyllomedusa bicolor) という。南アメリカの森林の樹上に生息する。
最大体長12cmと大きく丈夫である。背が緑色で腹は薄灰色。皮膚からアルカロイド系の毒を分泌するので手で触れないよう注意する。