半坪ビオトープの日記

プルメリア・ルブラ

夏休みはグアムで久しぶりにシュノーケリングを楽しんだ。青緑色のデバスズメや黄色いチョウチョウウオなど懐かしい熱帯魚に出会えた。
花はあまり多くは見かけなかったが、プルメリアなどいくつか取り上げてみよう。
この白い花は、キョウチクトウ科プルメリア属のオブツサ(Plumeria obtusa) 。属名はフランス人修道士で植物学者のプリュミエ(C. Plumier) の名にちなむ。和名はインドソケイ属のインドソケイ。大きな葉の葉脈がはっきりしているのが特徴である。
西インド諸島などの熱帯アメリカ原産で、4〜8mになる常緑低木。熱帯各地で栽培され、ハワイではレイによく使われる。インドや東南アジアでは墓地や寺院の境内に特に多い。ハワイでも葬式に使われ、その時はバラバラにしてまく。
プルメリアの枝を折ると、出てくる乳汁が有毒なので注意を要する。
右上の桃色のプルメリアは、同じく熱帯アメリカ原産のルブラ(Plumeria rubra) である。桃色、赤、橙、白、黄色など色の変化に富み、園芸品種も多い。