半坪ビオトープの日記


ダリアといえば初夏から秋まで長く咲く、キク科の塊根性多年草で、花色、花形も多く親しまれているが、この花はダリアの王様といっても過言ではない、皇帝ダリア(Dahlia imperialis) 。
ダリアの属名は、メキシコからスペインに送られた種子を開花させたスウェーデンの植物学者で、リンネに師事したダール(Dahl) の名にちなむ。和名はテンジクボタン属という。ダリアはナポレオンの后ジョセフィーヌが愛した花として知られる。

メキシコ原産で高さ4mにも育つ、皇帝ダリア(木立ダリア)は、11月頃花径20cmほどの大きなピンクの一重の花を次々と咲かせる。英名は、ツリーダリア(Tree Dahlia) という。
太さ6cmほどの茎には中が空洞の竹のような節があり、増やすには節ごとに切ってミズゴケでくるんでポットで育てる。

ダリアにはポンポンダリアなど完全八重咲きのものが多く、このように大型の花が真夏に咲くさまは堂々としている。この花は、この夏に房総の館山で見かけたダリア。