半坪ビオトープの日記


高幡不動では菊祭りも開かれていたので覗いてみた。
菊花展の中心は頭花の径が18cm以上の大菊であり、とりわけ厚物(盛り上げ咲き)がどっしりして重量感がある。
厚物の外側に走り弁が付いたものは厚走りという。大菊を短く育て、1株に1花咲かせたものを福助といい、卓上で観賞できる。

小花が管状のものを管物といい、放射状に展開する花火のような感じを楽しむ。

幅広の舟形花弁で一重咲きのものは一文字といい、丸い厚紙で支えているものが多い。いずれも見ごたえがあり、手入れの努力がうかがえる。

日野から石田に向かう途中で、コキア(Kochia scoparia) が見事に紅葉しているのを見かけた。コッヒアという属名は、ドイツの植物学者コッホの名にちなむ。
和名は、ホウキギ属のホウキギというが、別名ホウキグサや園芸上の通称、コキアの方が通りがいい。
日本へは1000年以上も前に中国から渡来したとされ、古来より薬用の果実や草ぼうきを作るため全国で栽培されていた。
今でも果実は秋田県の「とんぶり」として食用とされているが、叢状の草姿がよく紅葉も楽しめるため、観賞用として花壇の縁どりなどによく利用される。