半坪ビオトープの日記


今まで見てきたように一般にゼラニウムと呼ばれるペラルゴニウム属の花の種類はたくさんあるのだが、逆に一般にペラルゴニウムと呼ばれているのは、グランディフロルム・ハイブリッド系である。和名がナツザキテンジクアオイというように、4月から7月の一季咲きであり、初夏の花が多い。
大輪が多く、葉の縁に深い切れ込みと鋸歯がある。上側の花弁二つに暗色斑紋が入る種が多い。古くからよく見かけるこの濃赤紫色の花は、ラベンダーグランドスラムといい、初夏の花壇でよく目立つ。

パンジーのように2色の対比が美しいこの花は、パンジーゼラニウム(P. violareum 'splendide') と呼ばれる。葉の両面とも灰白色の毛で覆われ、葉が灰白色に見える。

白地に濃紅色の斑紋多く入るこの花は、アズテック('Aztec') という品種である。