半坪ビオトープの日記


グランディフロルム・ハイブリッド系の花は、主に鉢植えで栽培される。この花は、イースター・グリーティング('Easter Greeting') という。

植民帝国主義体制下のプラントハンターは、その体制の始まりとともに始まり、第二次世界大戦の終了とともに体制崩壊に合わせるように終わっている。
現在、日本や世界で日常見慣れている花の八割くらいは、こうしたプラントハンターたちによって18世紀から19世紀にかけてヨーロッパに持ち込まれ、品種改良されたものといわれる。

ちなみに、日本におけるプラントハンティングの初期の人々、ケンペル(ドイツ人、1690年来日)、チェンベルグスウェーデン人、1775年)、シーボルト(ドイツ人、1823年)は、みな医者でオランダの東インド会社員として活動した。
純粋のプラントハンターとしては、幕末の頃のフォーチュン(イギリス人、1860年)が有名であり、彼はその後中国にも行ったが、日本の花卉園芸文化の方が進歩していたと彼の記録から読み取れるという。

最後のこの花は、ニオイゼラニウム、あるいはセンティッドゼラニウムという。いくつかの品種があるが、この花はレモンの香りがした。
香料用ゼラニウムは主に地中海沿岸で、香料を採るために栽培されている。日本でも、香りを楽しむために広まっている。
世界中に広まっているゼラニウム(ペラルゴニウム)を長い間取り上げてきた。今や日本では世界中からいろいろな花が集まるとともに、新しく品種改良された品種が世界に向けて送り出されていることがわかった。