半坪ビオトープの日記


グランディフロルム・ハイブリッド系は、ファンシーゼラニウムとか、リーガルゼラニウムと呼ばれることもある。この花は、アリスト・ビューティという。

コロンブスアメリカ発見以降の大航海時代を経て、香料の探索から帝国主義的植民地経営へと進んだが、様々なものがヨーロッパへもたらされた。

熱帯などの新天地からは、サトウキビ、茶、コーヒー、アブラヤシ、パラゴムなどの有用植物がもたらされ、アメリカ大陸からは、トウモロコシ、ジャガイモ、サツマイモ、トウガラシ、トマト、カボチャ、インゲンマメなどの野菜のほかタバコも伝わった。

これは斑入りのステラーゼラニウムの葉だが、珍しくキメラ(Chimera)になっていた。つまり、葉の半分が斑入りで残り半分が普通の緑の葉である。
最近、日本ではミカンが緑とオレンジに色分けされ、イギリスでは赤と緑に染め分けられた「キメラリンゴ」が見つかったと報じられていた。
キメラとは、ギリシア神話の伝説の生き物「キマイラ」に由来するものという。