半坪ビオトープの日記


一般にゼラニウムと呼ばれているペラルゴニウムは、世界中で最も多く栽培されている花の一つといえよう。種類も多いので、今までに撮りためた写真の中から順次取り上げていく。

ヨーロッパでは窓辺の花の主役であり、アメリカでの年間販売量も数千万本になる。日本でも春から秋まで長く咲き続ける花として広く愛用されている。

ゼラニウム属を立てたのはリンネだが、1787年フランスのレリティエが5枚の花弁のうち、上部2枚がやや小さく、正常な雄しべが5〜7本しかないものを、ペラルゴニウム(Pelargonium) 属として分離した。

そこで園芸上のゼラニウム類はすべてペラルゴニウム属に移されたが、今でも慣用上ゼラニウムと呼ばれている。真正のゼラニウム属はフウロソウ属(Geranium) といって、ハクサンフウロゲンノショウコの仲間である。