半坪ビオトープの日記


土方歳三家の菩提寺である高幡不動尊金剛寺は、真言宗智山派の別格本山であり、関東三大不動尊のひとつでもある。
当初の不動堂建立は平安時代初期と伝えられる。重要文化財となっている山門(仁王門、室町時代)に、歳三は子供の頃登って遊んだといわれ、句集にも「山門を見越して見ゆる春の月」と歳三は詠んでいる。

奥殿には日本一の巨像と伝えられる重文の丈六不動三尊がどっしりと鎮座している。千年ぶりの修復が最近終わったばかりという。五重塔、大日堂、奥殿ほかも、昭和50年以降に順次修復された。

境内には、近藤勇土方歳三の顕彰碑「殉節両雄之碑」(明治21年建立)があり、池田屋事件から函館戦争までの顛末が1500字ほどの漢文で書かれている。
碑の左には土方歳三銅像(平成7年建立)があり、来し方行く末を見据えているように見える。