半坪ビオトープの日記


この花はよく知られたホウセンカ(Impatiens balsamina) 。種がはじける様子が面白くて子供のころからなじみがある。
属名は、ラテン語 impatiens(我慢できない)により、果実に触れるとすぐにはじけて勢いよく種子をまき散らす性質にちなむ。

鳳仙花は漢名で、ホウセンカはその音読みである。インドから中国南部原産で、ヨーロッパには1596年に、日本にはそれより百年前に渡来したとされる。

染料や薬にも利用され、マニュキアとして指先に塗る風習は、沖縄民謡の「てぃんさぐぬ花」に歌われている。奄美大島では「かまくらぬ花」という。
てぃんさぐぬ花や爪先(ちみさち)に染(す)みてぃ
親(うや)ぬゆし事(ぐとぅ)や肝(ちむ)に染みり