半坪ビオトープの日記


恒例の夏合宿で今年もまた館山郊外の外房・相浜の民宿に泊まり、台風11号が来る直前だったが少しばかり泳いできた。
隣の布良漁港から布良の浜(阿由戸浜)にかけてが朝の散歩コースだ。布良の浜には弓なりの砂浜があり、かなり波が立つのでサーファーが多い。
夏も終わりというのに朝早くから若者がサーフィンに興じているが、私は以前この浜で溺れかけたことがあるので、ここでは泳がないことにしている。

裸の漁夫が鮪や鮫を担ぐ姿を力強く描いた青木繁の「海の幸」の現場がこの布良の漁村である。青木繁が長く逗留していたのはこの下の小谷邸である。

この布良の地は、昔、四国の阿波忌部氏が上陸した安房の国発祥の地であり、安房国一宮である安房神社の前身ともいうべき布良崎神社がある。
布良港も良港で、西伊豆の天然の良港で名高い妻良湾には地形的に及ばないながらも、さざえやあわび、あるいは鯛や平目などが毎日水揚げされる。
布良港を囲む小高い山の一番右が男神山、その左が女神山で、その向こうに布良の浜がある。

この灯篭は、新盆を迎えた家では8月一杯、2・3年目は23日まで玄関に飾られるという。
脇の花は、マンデビラ・アマビリス(Mandevilla × amabilis) という中南米原産のつる性草本で、花色が淡桃色から濃桃赤色へと変化する。