半坪ビオトープの日記


タチアオイによく似た姿のこの花は、ゼニアオイ属のゼニアオイ(Malca sylvestris var. mauritiana) という。属名は、ギリシア語 malache(柔らかくする)のラテン古名で、この植物の持つ粘液に緩和剤の効能があることにちなむ。
南ヨーロッパ原産のウスベニアオイの変種で、日本には江戸時代に渡来した。和名は、花あるい果実の形を銭に見立てたという。

タチアオイに比べ園芸的な改良がほとんどなく、原種に近いままで栽培されている。開花は初夏から秋まで続く。