半坪ビオトープの日記


カンパヌラの仲間は花の形が似ているものが多く、種名を同定することが難しい。もっともよく見かけるのはこのオトメギキョウ(Campanula portenschlagiana) であろう。
バルカン半島アドリア海沿岸のダルマチア地方原産の多年草で、高さは15cmほどである。5月から7月にかけて次々と花を咲かせる。日本には1925年ごろ渡来し、鉢植えに人気がある。

この花もダルマチア原産で、ポシャルスキアナ(C. poscharskyana) という。和名は、ホシギキョウ、英名は、Serbian bellflower という。
ほふく性があり茎が横に伸びる。アルペンブルーという品種は茎が長く、よく下垂するので吊り鉢に向く。花期は5月から10月と長い。

この花は、ペルシキフォリア(C. persicifolia) という。和名は、モモバギキョウ。ヨーロッパ、アジア西部、北アフリカ北部に分布する多年草で、高さは50cmを超える。
広鐘形の花を総状に咲かせる。花期は5月から7月で、耐寒性は強い。多くの園芸品種が出回っている。