半坪ビオトープの日記


花径3cm以上となるプリムラ類の中では大輪のこの花は、プリムラ・オブコニカ(Primula obconica) という。
中国西部からヒマラヤにかけて分布する多年草で、花色は桃色、赤、淡紫、淡青、白、サーモンなど淡い色合いの園芸品種が多い。

プリムラは一般に日当たりを好むが、このオブコニカは明るい日陰でもよく咲き、強い日光に当てると花色が焦るので室内で楽しむことが多い。
12月から5月と花期も長いため、和名はトキワザクラあるいはシキザキサクラソウという。

英名が、poison primrose と毒草扱いとなっているように、茎、葉、花の毛に含まれるプリミンが皮膚炎を起こすため、ゴム手袋を使うなど注意を要する。