半坪ビオトープの日記


別名キンチャクソウ(巾着草)とも呼ばれる、風変わりな形をしたこの花は、カルセオラリア属のヘルベオヒブリダ(Calceolaria ×herbeohybrida) という。属名は、ラテン語calceolus(スリッパ)に由来し、花形にちなむ。また16世紀イタリアの植物学者カルチェオラリ(F. Calceorali) の名にちなむともいわれる。英名は、pocketbookflower あるいは slipper flower という。
本属の多くはメキシコから南米のアンデス山系に分布するが、もっぱら園芸種として出回っているのは種間雑種起源のこのヘルベオヒブリダであるが、一般にはカルセオラリアと呼ばれている。花色は緋赤、濃桃、黄色が基本であり、虎班、条班、覆輪などバラエティーに富む。
本来の花期は3〜5月で、冬は室内で避寒させるのが普通だが、元気に戸外で咲いていた。