半坪ビオトープの日記


花弁状の大きな白い萼片と黄色い星型の花の組み合わせがとても独特な雰囲気を漂わすこの花は、アカネ科ムッサエンダ属のコンロンカ(Mussaenda parviflora) という。
属名は、本属のある種に対するスリランカでの呼称 mussenda にちなむ。和名はコンロンカ属という。萼片が赤くなる種もある。

コンロンカは、種子島屋久島、沖縄、台湾に分布する半つる性の常緑低木で、高さは1mになる。葉は対生し、長さ10cmほどの長卵形。花期は6〜9月。散房状に咲く花の萼片の一枚が白くなる。

崑崙花とは、白くなった萼片を中国の崑崙山に積もる雪に見立てた名前であるが、中国本土には自生しない。半耐寒性で東京では冬越しが難しいといわれているけれども、気をつけてみるとあちこちで見かけられる。