半坪ビオトープの日記


黒っぽいホオズキに見えるので黒ホオズキという別名もあるこの花は、ナス科ニカンドラ属(Nicandra physaloides) の花である。
ニカンドラという属名は、古代イオニアの都市コロフォンの詩人で、植物とその薬効について書いたニカンデルの名にちなむというが、諸説ある。和名はオオセンナリ(大千成)という。

ペルーとチリに分布する耐寒性1年草で、淡紫色の花を咲かせる。中心部が白い、カップ状の花は一日花で、日が当っているときにしか咲かない。この日は残念ながら曇りのため花弁は閉じていた。
英名のシューフライ(Shoo-fly plant) の名で流通しているように、ハエを寄せ付けないといわれる。江戸時代末期に日本に渡来した。

昨年、近所で咲いていた花を参考までに載せておく。