半坪ビオトープの日記

アオキ

葉はもちろん枝や幹までも緑色をしているので青木と呼ばれ親しまれているのが、アオキ属のアオキ(Aucuba japonica) である。属名アウクバは、アオキの古名「アヲキバ(青木葉)」による。英名は、Japanese aucuba という。
日本原産で北海道から沖縄まで広く分布しているが、文献に現れたのは1694年と遅い。雌雄異株で、雌株になる果実は一般に赤色だが、オレンジ、黄、白などもあるという。
ヨーロッパには1783年に渡ったが斑入りの雄株だった。耐寒性があり日蔭に強い常緑樹のためたいへん好まれたといわれる。
江戸時代後半の植木ブームの時には既に斑入り種など多くの園芸品種が作られた。15〜20mmと大きめの実は、子供の頃よく遊びに使ったので懐かしいものである。