半坪ビオトープの日記

幅広い大きな葉はハラン(葉蘭、Aspidistra elatior)といい、昔から食物をつつんだり盛ったりするのに使われてきた。ユリ科ハラン属で、常緑多年草の単子葉植物。

ハラン

中国原産といわれ古くから庭に植栽されてきたが、中国での野性が見つからず、九州南部の島に自生するものが原産という報告がある。
葉は薄いが硬くてつやがあり、生け花にも利用されてきた。星斑入りや、黄や白の縦の斑入りなど園芸品種がたくさんあり、ヨーロッパでも植えられている。
小さな紫色の目立たぬ花が5月頃地面すれすれに咲くが、その花粉をダンゴムシが媒介することを明らかにしたのは日本人だった。