半坪ビオトープの日記

ホウオウボク

多肉質の低木の先端にあでやかな赤い花を咲かせているのは、キョウチクトウ科アデニウム属のオベスム(Adenium obesum) という。
属名は、自生地のひとつアデン(Aden) に由来するという説と、ギリシア語の「腺」に由来するという説がある。腺に由来するのは、樹液に毒があるためといわれ、実際に毒があるので注意を要する。アラビアから東アフリカに自生し、英名はデザートローズ(desert rose) つまり砂漠のバラである。
右上の赤い花はマメ科ジャケツイバラ属のレギア(Delonix regia) という。マダガスカル原産で高さ10mに達する。和名はホウオウボクといい、ハワイやグアムなど熱帯では街路樹として最も広く植栽されているものの一つである。