半坪ビオトープの日記

ウィンターコスモス

近年よく見かけるようになったこの花は、キク科ビデンス属のラエウィス(Bidens laevis) という。属名は、ラテン語 bis(2)と dens(歯)に由来し、果実に歯のような棘が2本あることにちなむ。
和名ではセンダングサ属のキクザキセンダングサという。一般には通称のウィンターコスモスで流通している。
アメリカのフロリダ、テキサス、カリフォルニアなどに自生する一年草または多年草で、自生地では群生する。ウィンターコスモスとはいうが開花期は9〜12月で、コスモス属ではない。頭花は黄色が普通だが、白っぽくなっているものなど変異が多い。
日本にもセンダングサ属の花は、タウコギ(B. tripartita) などがあり、コセンダングサ(B. pilosa) やその変種のシロノセンダングサなどの帰化植物もあるが、いずれも花が小さく観賞価値は低い。