半坪ビオトープの日記

ブルーエルフィン

るり色で蝶型をした美しいこの花は、園芸上、英名のブルー・エルフィン(Blue Elphin) と呼ばれる、クマツヅラ科クレロデンドルム属のウガンデンセ(Clerodendrum ugandense) という。属名は、ギリシア語の kleros (機会、運命)と denndoron (木)に由来し、呪術に用いたあるいは薬に用いたことにちなむといわれる。
和名ではクサギ属といい、ボタンクサギクサギと同じ属である。ウガンデンセは、名の通りウガンダから旧ローデシアに自生する、高さ1〜3mの低木。葉は対生し長さ10cmほどある。
集散花序は円錐状に集まり、花冠は2cmほど。両側の4裂片は倒卵形で淡紫色、中央裂片は内曲してスプーン状になり濃紫色となる。日本全国の山地に自生する、カリガネソウ属のカリガネソウ(雁草、Carypteris divaricata) と姿形がよく似ている。果実は径8mmほどの球形で、花期が長いため花と同時に見られる。