半坪ビオトープの日記

ニコティアナ・ラングスドルフィー

ようやく夏も終わりに近づいてきた。まだ咲いている夏の花は7月から咲いていたものが多いのだが、ここでいくつか取り上げておく。
板橋区と豊島区の境を流れる谷端川はかなり前から暗渠となり、上は遊歩道に整備されている。園芸好きな人がその遊歩道の花壇やプランターに思い思いの花を植えて、道行く人の目を楽しませてくれる。先日(7月26日)のエルサレム・セージのように珍しい花もよく見かける。
黄緑色の細長いラッパが垂れ下がったような風変わりな姿のこの花は、ナス科ニコティアナ属のラングスドルフィー(Nicotiana langsdorffii) という。和名でタバコ属ともいう属名は、フランスにタバコを導入したポルトガル駐在の領事ニコ(Jean Nicot) の名にちなむ。
ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ原産の半耐寒性1年草(原産地では多年草)で、高さは1.5mほどになり、葉は幅が広く、花は5〜9月に咲く。80年代に「緑の花」ブームがあった時、黄緑色の花が関心を引いた。