半坪ビオトープの日記

アカメガシワ(赤芽槲)

本州以南、朝鮮、中国の山野に普通に生え、高さ5〜10mになる落葉高木。6〜7月、枝先に長さ20cmほどの円錐花序を出し、花弁のない小さな花を多数つける。雄花は淡黄色で萼は3〜4裂し、多数の雄しべがある。香りがよいのかハチの仲間がたくさん集まる。雌花の萼は2〜3裂し、3個の花柱は紅色で反り返る。あちこちに生えているところをみると、鳥が種を撒き散らしているのだろうと思う。狭いビオトープで去年見つけたアカメガシワもすでに1mほどになった。
昔はこの葉をカシワ(槲)と同じように食物をのせるのに使ったので、五菜葉、飯盛菜ともいう。新芽が赤くて美しいのでアカメガシワの名がある。葉は民間薬、肥料、染料にも使われる。材は建築、器具材、薪炭に使われる。