半坪ビオトープの日記

ヤシオツツジ(八汐躑躅)

奥鬼怒川俣温泉湯西川温泉を含む旧栗山村は昨年日光市に統合され栗山地区となった。その中央、日蔭のはずれ、栗山ダムの近くに月山(1287m)があり、その山腹にヤシオツツジが群生している。ヤシオツツジとは、アケボノツツジの変種で、アカヤシオ(アカギツツジ)とも呼ばれ、福島県から兵庫県まで分布する。アケボノツツジ(近畿南部以西、四国、九州に分布)と同じく、葉に先立って紅色の花が咲き、花冠は直径5cmの鐘形で5裂し、五角形に見える。山頂を囲む山麓に高さ3〜6mの満開のヤシオツツジが群生する景色は壮観で、山が燃えるような華やかさがある。
奥鬼怒温泉郷というと、女夫渕温泉から歩いて1時間ほどの八丁の湯からその先の加仁湯、日光沢温泉、手白沢温泉をさすが、今回は日光沢温泉まで歩いた。その帰り、道の真ん中の轍のくぼみにカエルの卵塊があったので道の脇に移した。卵塊が大きく持ち上げるのに手間取り、多少ちぎれたので少し持ち帰った。すると、3日ほどで約50匹のオタマジャクシになった。卵の形からヤマアカガエルと思われるが、育ててみなければわからない。