半坪ビオトープの日記

チョウジガマズミ

ガマズミ類の花は白い散状花序と、秋に赤く熟す果実が共通して好まれるが、このチョウジガマズミの花はとてもしっとりとして感じがよい。中国地方、四国、九州、朝鮮中南部の山地に稀に自生する。高さ1〜3mになり、葉は対生する。4〜5月、枝先から散房花序を出し、淡紅色を帯びた白い小さな花を多数つける。花冠は長さ8〜13mmの高杯形で、先端は5裂して平開する。果実は6月に黒く熟す。チョウジガマズミはあまり見かけない園芸花で、近所では一度見かけただけ。
チョウジとは花の形が釘の形を表す丁字(香辛料のクローブ)に似ているから。ガマズミの語源は諸説あるが、どれも説得力に欠けるので不明としておく。
ヤマアカガエルのオタマジャクシはほとんど元気に泳いでいるが、孵化直後の移動の衝撃で寒天質から離れて食べるものを見失い餓死したものもかなりいた。ゆでたホウレン草を与えているが、まだ食べ始めてはいないようだ。