半坪ビオトープの日記

花びらがビロードのような趣があるこの花は、チョウジガマズミという。
スイカズラ科ガマズミ属の花は、日本だけでも30種ほどあり、春の山に白く大きな花序をたくさんつけるヤブデマリや公園樹のサンゴジュなどが仲間である。
このチョウジガマズミは、対馬朝鮮半島南部、済州島に産する、オオチョウジガマズミ(Viburnum carlesii)の変種(var. bichiuense) で、岡山県から小豆島を経て九州北部、朝鮮半島中部北部に分布する落葉低木。
花冠は筒状でつぼみのときは赤色が濃く、花が開くと白みがかった淡紫桃色で芳香がある。花期は4月、小型で庭木に向き栽培しやすい。