半坪ビオトープの日記

巌門、洞門


松林を過ぎると、右手に遊覧船乗場に下りていく階段がある。海が荒れていて残念ながら船は欠航だが、左手に巌門洞窟入口がある。

狭い階段を下りていくと、巌門洞窟へ通ずるトンネルが掘られている。

トンネルを抜けると、広々とした洞窟が開けてくる。その昔、義経と弁慶が隠れた場所ともいわれる。

洞窟から外へ出ると左手に貫通洞門が見える。幅6m、高さ15m、奥行60mの洞門は、小舟であれば通り抜けることができるというが、引き潮なのか岩がゴロゴロしていて、とても通り抜けることなどできそうには思えない。

洞門の左手には、山のような岩が聳えるが、あれは先ほど見た高さ27mの鷹の巣岩である。その右の彼方に見える岩場は、碁盤島である。義経と弁慶は、この島で縦横に割れるひびを碁盤の目として碁を楽しんだという。

巌門を見終わると左の崖を上がって、巌門の上にある展望台に出る。展望台からも先ほどの鷹の巣岩と碁盤島が眺められる。

展望台を北に廻り込むと、松の間から先ほどの遊覧船乗場が下に見える。

さらに進むと「幸せのがんもん橋」を渡ることになる。

橋の上から海を眺めると、下には広々とした千畳敷岩が見え、波しぶきの彼方には、碁盤島が島として岬からはなれているのが見える。