半坪ビオトープの日記

雨池峠


左手彼方、深々とした樹林の中に小さな池が見えた。これから行く雨池峠を左に下って行くところにある雨池である。

なかなか大岩だらけの登山道が終わらない。後ろを振り返って見ると、道なき岩の間を越えてきたのが分かる。この近くも山が深いので、天候が悪く道をそれたら遭難してもおかしくない。

ようやく山を下りはじめた。正面の雨池山まで、かなり下ってからもうひと登りするようだ。

明日の天狗岳登山に備えて、足慣らしのつもりで選んだ短いはずのコースに予想外にたいへん手間取って、歩くのがすっかり嫌になってしまった。コースタイムの倍近くかかって、ようやく雨池山にたどり着いた。あとは雨池峠に下りて、坪庭のロープウェイ駅まで行くだけである。

雨池峠から八丁平を経て坪庭へは、笹原などの中、歩きやすい木道を進んで行く。

間もなく現れた八丁平には、縞枯山荘が建っている。

八丁平から坪庭へは少し上っていくようだ。

ようやく坪庭の山頂駅に着いた。振り返ると縞枯山の彼方の青空に白い雲が浮かんでいる。3時間ほど歩くつもりが、大岩に苦労して5時間も歩き、すっかり疲れてしまった。