縞枯山の左手には、雨池山(2325m)が見え、その左に山の頂に大きな岩が集まる三ツ岳が認められる。
これから向う予定だが、どこに登山道があるのか見えない。かなり山が深いようだ。
先ほどの三ツ岳分岐から左の山道に入る。くぼみには氷がはり、岩陰に雪が少し残っている。しばらく進むと大きな岩が登山道を塞いでいる。印を見つけては岩を乗り越えながら這うように進んで行く。
ようやく最初の岩山が見えてきたが、なかなか近づかない。
後ろを振り返ると、彼方に北横岳が見えたが、登ってきた道は見えず、山が深くて登山者にも全く会わないので心細くなる。
赤い矢印に従って、大岩を乗り越え乗り越え、ようやく岩山の山頂が見えてきた。
山頂近くにはクサリ場があるが、次々に大岩を乗り越えて行くのに体力と気力がそがれて行く。
二つ目の岩山までにかなり時間と体力を使ってしまった。どう考えても健脚者専用コースだ。
コースタイムが間違っているのではないかと思うが、今更戻るわけにも行かない。