半坪ビオトープの日記

西吾妻山

西吾妻山

とうとう大岩が集まった梵天岩にたどり着いた。

梵天岩は標高が2,005mあり山頂のように見えるが、西吾妻山(2,035m)の山頂はさらに先に構えている。

大岩の陰にまたもやコケモモの実がなっているのを見つけた。食べられるというが、ちょっと酸っぱくて生食には適さない。

梵天岩から数分で大岩がゴロゴロと広がっている天狗岩が見えてくる。西吾妻山は古くから修験道の山とされていて、天狗岩に吾妻名神を祀る吾妻神社が建てられている。

吾妻神社のかなり手前を左に曲がると、西吾妻山の山頂に向う登山道がある。あと20分くらいだろうか、このあと樹林帯の中を進む。

草原にオヤマリンドウ(Gentiana makinoi)が咲いていた。本州の中部地方以北の亜高山帯〜高山帯の草地や低木林の林縁に生える多年草で、高さは20~60cmになる。青紫色の花は、茎の先の葉腋に数個つき、花冠は浅く5裂するが開ききることはない。

少し開けたところには木道があるが、なかなか山頂が近くならない。

樹林帯に入ったまま進んで行くが、西吾妻山の山頂は樹林に囲まれていて、展望が全くなく休憩場所もないと書かれていたのを思い出し、途中で引き返すことにした。