半坪ビオトープの日記

砂丘、かろいち


鳥取砂丘は、東西16km、南北2km、雄大な起伏が続く日本一の大砂丘である。数万年にもわたる海と風の作用によって造られた巨大な砂の丘は、国の天然記念物に指定されている。
砂丘入口から左方向を望むと火山灰が露出し、草が生えた長者ヶ庭と、さらにその向こうの海岸沿いに第一砂丘列が見える。

砂丘入口の正面には、水の干上がったオアシスの上に、馬ノ背と呼ばれる第二砂丘列が見える。

砂丘の最高峰である馬の背は、起伏量48mの日本一の砂丘である。そこまで上れば雄大砂丘日本海の美しく湾曲する海岸線が見えるので、多くの人々が最高峰に向ってひたすら登っている。
鳥取砂丘の東に山陰海岸国立公園浦富海岸がある。島巡り遊覧船に乗ってその浦富海岸をぜひとも見たいと船乗り場まで行ったが、あいにく直前に風のため欠航となってしまった。

帰りがけに県内随一の魚どころ、鳥取港海鮮市場「かろいち」を観て回った。
「かろいち」は、鳥取市の台所とも呼ばれ、賀露港から水揚げされたばかりの鮮魚や海産物が並んでいる。

鳥取名産の「幻のモサエビ」は、9月から5月が旬で、ぷりぷりの食感や甘味は甘エビより濃厚とされるが、頭部の黒変が早く遠隔地へはほとんど出荷されないので「幻のエビ」という。

最近人気の魚「のどぐろ」も鮮魚で売られていた。干物もいいが、煮付けや塩焼きにするとなおおいしい。

黒そい、石鯛など、食欲をそそる魚もたくさん並んでいる。天然海水いけすのレストランなど新鮮な魚介を調理して提供する店も多い。

かろいちの裏手には、無料の水族館「かにっこ館」があり、隣には「わったいな」という地場産プラザもできている。
これでGWに出かけた3泊4日の出雲・大山・鳥取の史跡巡りをようやく終えた。