半坪ビオトープの日記


本殿の左手に大きな神木が立っている。高さ約60m、太さ6.35mあり、樹齢約700年だが、本社境内第一の巨杉という。

その左に朋友(みとも)神社がある。祭神は少彦名命。五條天神と称え、学問・智恵の神様である。

朋友神社の左手に二荒霊泉が祀られている。本殿後ろの恒例山の洞窟から湧き出ている、眼病に効くという名水「薬師霊泉」と、天狗沢のほとりに湧き出る名水「酒の泉」を引いた泉で、「酒の泉」で酒を造ると銘酒ができると地元の醸造元の信仰も篤いという。

さらに左に進むと、日光連山遥拝所の手前に、昭和初期に日光町長にもなった、歌人・清水比庵の歌碑がある。
春風の二荒のやまはおほらかに 雲井にそびえまたはかくるる 清水比庵

神苑の奥、日光連山遥拝所の鳥居の先には、小さな社と石ころを積み重ねた、ミニチュアの男体山・太郎山・女峰山があって、まとめて遥拝できるようになっている。実際にその遥か彼方に日光連山が見えるのかどうか、空が薄曇りになっていて確かめられなかった。

神苑を出て二荒山神社の神門をくぐって西参道に向かって坂を下り始めるとすぐ左手に、また杉の巨木があった。こちらは縁結びの神木という。杉に楢のやどり木が着いている。

坂を下り切ったところに大きな鳥居がある。下野国一之宮、二荒山神社の大きな社号標とともに振り返るとここが入口であることが分かる。