半坪ビオトープの日記


高萩小に隣接する安良川八幡宮の参道は、鬱蒼とそびえ立つ杉の巨木に囲まれていて、長い石段を上り詰めなくてはならない。実際には案内板に従って、車で迂回して社殿脇の駐車場まで上った。
由緒によると、「古より安良川の産土神で、祭神は、応神天皇・日女大神・神功皇后の3柱である。花山天皇の勅命を受けて、寛和元年(985)に山城国石清水八幡宮から分霊勧請され、創建されたと伝えられる。はじめはもっと海岸近くにあったが、寛治年間(1087~94)に多賀郡の守護・宇佐美佐衛門時景が現在地に遷座して再建した」という。

平成18年に300年ぶりの大改修をしたそうで、三間社切妻造妻入総向拝銅板葺の拝殿は、生まれ変わったように新しい。

三間社流造入母屋銅板葺の本殿は、元禄年間に建てられたものを解体復元しているが、新築のように美しい。
日女大神(ひるめだいじん) は、天照大神(大日孁命・おおひるめのみこと)のことか。

本殿の右には、境内社がまとめられている神社がある。多賀神社、山神社、鷺森神社、障神社、素鵞神社、熊野神社淡島神社恵美須神社、大杉神社、高良神社と10社ある。中でも山神社、鷺森神社、障神社、大杉神社はあまり見かけない神社である。

本殿の奥に進んでいくと隣の境内に大きな神社がある。國魂神社、神道祖霊社とある。