半坪ビオトープの日記

カエル池のビオトープ作り再開


年末にようやく新居に引越でき、中断していたビオトープをふたたび作り始めた。解体した以前の半坪ビオトープでは、2006年の春から毎年産卵を見届け、最後の2010年夏には一坪弱の庭に8匹のヤマアカガエルが生き延びていたのを確認できた。今回のカエル池のある坪庭は一回り大きくちょうど一坪ほどある。以前の網で囲った庭にはアリなど小さい虫が出入りできたけれども、今回はレンガなどで完全に隔離してしまったので、野生の生態系を再生させるという本来の意味からするとビオトープとはいいにくい。それでも「水辺の動植物などの生態系を自宅の庭で再現する」という意味でビオトープと呼ぶことにする。

以前と同様に、餌を与えなくてもカエルが自活できるような放し飼いの状態を目指したい。春になったらオタマジャクシから育てていくとしても、当面は、今まで通り、花や野山や温泉、神社仏閣巡りの旅の記事が多いままである。この日記の題名を「カエル好きの旅日記」と改めようかと思ったこともあるが、やはり、狭いながらも都会の庭でカエルが住み続けられる環境づくりを目指して、今まで通りの題名にこだわることにする。

一回り大きい池は60×100cmほどあり、深さも45cmある。餌を与えなくてもカエルが生きていくためには、餌となる生き物が再生産されなくてはならない。つまりダンゴムシとかヤスデとか小さな虫達が住みつき殖えていく環境が必要だ。
池のほか何もないこの状態からそこまで持っていくには何年かかるかわからないが、とにかくできるところから始めて気長に進めていこう。

いくつかの石を池に入れ水草を放ち、池の周りに苔を植え、小さな池も設置して、ミツバやセリなどの根付き野菜の根を植えてみた。