半坪ビオトープの日記


天馬駒神社の神木の所から、湯の華小路の東の奥にある曹洞宗の広台寺を眺めることができる。

広台寺の創立年代は不明だが、言い伝えによると創建当時は桂昌庵と称す小庵で、蓮台寺の郊外、那岐里山にあったそうだ。

慶長17年(1612)当寺開山格雄宗逸和尚により現在地に移され、温泉湧き出る土地なるをもって山号を湯谷山と称した。

伊豆八十八ヶ所霊場の四十四番で、本尊は聖観世音菩薩である。境内の裏山には4月に見事な花を咲かせるシャクナゲが植えられている。

伊豆横道三十三観音十九番礼所の十一面観音菩薩像も合祀されている。座高60cmの十一面観音菩薩は表情が穏やかといわれるが、残念ながら拝見できなかった。