半坪ビオトープの日記


帝釈天の裏、江戸川堤に面した川魚料理屋、川甚で予約しておいた昼食にした。

小鉢、鯉こく、鯉洗い、うな重、水菓子の花コースという簡素なセットだったが、個室でゆっくりできてよかった。

食後、江戸川河川敷の柴又公園をぶらぶら散策した。凧揚げに興じる人や見上げる家族連れの人々が、広い芝生に点々とのどかそうに見られた。

矢切の渡しの船着場には、乗る人だけでなく見物人もたくさん集まっているようだ。江戸時代初期に地元民専用に幕府が設けた渡し場の一つで、都内に残っている渡しはここだけである。

向こうへ渡ると松戸市になり、野菊のこみちを歩いて野菊の墓文学碑を訪ねる散策路があって、北総線矢切駅に出られる。

江戸川河川敷の柴又公園は広々として気持ちがよい。北条氏が「からめきの瀬」を渡って里見城を攻めた、室町時代国府台の合戦の戦場も、この辺りであったといわれている。堤の上には古い道しるべがいくつか立っている。