半坪ビオトープの日記


袴腰で宝形屋根の三光寺の鐘楼堂は、貞享4年(1687)前住筏山智船和尚のときに建立されている。

この建物は虚空蔵堂という。毎年2月23日が虚空蔵尊の縁日であり、この日にだけ「大般若経600巻」が一般公開される。

三光寺は、足の病を治すという足地蔵を祀る寺としても知られる。由来としては、昔、大井川の支流の家山川で片方の足を村人が拾った。その足をこの寺の住職が懇ろに弔ってその霊を慰めた。そのためか今では、この足地蔵にお願いすると足のあらゆる病気に願いが叶うといわれるようになったという。日本で唯一の足地蔵といわれ、全国から噂を聞きお参りが絶えないという。足(膝下)の形をしたお地蔵様は珍しい。

裏山沿いには西国の三十三霊場にならった三十三番堂遊歩道がある。これは佛眼上人像である。