半坪ビオトープの日記


花弁が下に垂れるこの花は、エキナケア・プルプレア(Echinacea purpurea) という。属名は、ギリシア語 echinos(ハリネズミ)に由来し、花床についている鋭く尖る鱗片の形にちなむ。北アメリカのオハイオ州からジョージア州にかけて自生する多年草で、高さは60〜100cmになる。英名は、purple cone-flower という。ハーブとしても活用され、一般にエキナセアとも呼ばれる。
アメリカのネイティブインディアンが風邪などの予防に使ってきたハーブであり、免疫力を高める効果があるため風邪やインフルエンザ予防のサプリメントが各種販売されている。

特異な花姿から、ムラサキバレンギク(紫馬簾菊)という和名がある。馬簾(ばれん)とは、纏(まとい)の飾りとして彩色した紙などを垂らしたものである。花期は6〜9月。耐寒性があり、丈夫で育てやすい。